ゆたのたゆたに

いでわれを人なとがめそ大舟のゆたのたゆたにもの思ふころぞ(新古今和歌集)、 の、 ゆたのたゆたに、 は、 あが心ゆたにたゆたに浮き蓴(ぬなは)辺(へ)にも沖にも寄りかつましじ(万葉集)、 の、 「ゆたにたゆたに」の転、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。なお、 蓴(ぬなは)、 は、 スイレン科の水生の多年草の蓴菜(じゅんさい…

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