涸鱗
早發雲臺仗(早(つと)に雲臺(うんだい)の仗を発し)
恩波起涸鱗(恩波を涸鱗(こりん)に起こさんことを)(杜甫・江陵望幸)
の、
雲臺仗、
の、
雲臺、
は、
後漢の宮中にあった台の名、
で、
明帝のとき、前代の名将二十八人の肖像をここに描かせた。ここでは、そのような名将たちに指揮された儀仗隊の意、
とある(前野直彬注解『唐詩選』)。
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか