すがる

すがる鳴く秋の萩原朝立ちて旅行く人をいつとか待たむ(古今和歌集)、 の、 すがる、 は、 じが蜂、 のこととある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 腰が細いことから女性の形容となる、 とあり、 梓弓(あづさゆみ)末の珠名(たまな)は胸別(むなわけ)の広き吾妹(わぎも)腰細の須軽娘子(すがるをとめ)のその姿(かほ)の端正(きらきら)しきに(万葉…

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