王莽時(わうまがとき)

「逢魔が時」で触れたように、 逢魔が時、 は、王莽(おうもう)の故事に付会して、 一説に王莽時(わうもがとき)とかけり。これは王莽前漢の代を簒(うば)ひしかど、程なく後漢の代になりし故、昼夜のさかひを両漢の間に比してかくいふならん、 とある(鳥山石燕『画図百鬼夜行全画集』)。 おうまがとき、 を、 わうまがとき、 と掛けたとも見える。 …

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