王莽時(わうまがとき)
「逢魔が時」で触れたように、
逢魔が時、
は、王莽(おうもう)の故事に付会して、
一説に王莽時(わうもがとき)とかけり。これは王莽前漢の代を簒(うば)ひしかど、程なく後漢の代になりし故、昼夜のさかひを両漢の間に比してかくいふならん、
とある(鳥山石燕『画図百鬼夜行全画集』)。
おうまがとき、
を、
わうまがとき、
と掛けたとも見える。
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか