言ひなす
恋ひ死なばたが名はたたじ世の中の常なきものと言ひはなすとも(古今和歌集)、
の、
言ひはなす、
の、
は、
は、係助詞、
言ひなす、
で、
事実と違うことを強く主張する意、
とあり、
恋死にではなく、無常の世だから亡くなるのもやむをえない、と、恋の相手が言うこと、
と注釈する(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。格助詞の、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか