思ひ寝
君をのみ思ひ寝に寝し夢なればわが心から見つるなりけり(古今和歌集)、
の、
思ひ寝、
は、
人を思いながら寝ること、
で、ここは、
「思ひ」に、「君をのみ思ひ」と「思ひ寝」とが重なる、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
思ひ寝、
は、確かに、文字通り、
思い続けながら寝ること(学研全訳古語辞典)、
物を思いながら寝ること…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか