浅み

浅みこそ袖はひつらめ涙川身さへ流ると聞かばたのまむ(古今和歌集)、 よるべなみ身をこそ遠くへだてつれ心は君が影となりにき(仝上) の、前者の、 浅み、 は、 浅しの語幹に接尾語「み」がついた形で、理由を表す。相手の気持ちの浅さと涙川の浅さの両義、 後者の、 よるべなみ、 は、 「無し」の語幹に、理由を表す接尾語「み」がついた形、 とある…

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