浅み
浅みこそ袖はひつらめ涙川身さへ流ると聞かばたのまむ(古今和歌集)、
よるべなみ身をこそ遠くへだてつれ心は君が影となりにき(仝上)
の、前者の、
浅み、
は、
浅しの語幹に接尾語「み」がついた形で、理由を表す。相手の気持ちの浅さと涙川の浅さの両義、
後者の、
よるべなみ、
は、
「無し」の語幹に、理由を表す接尾語「み」がついた形、
とある…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか