和羹(わこう)
位竊和羹重(位は和羹の重きを竊(ぬす)み)
恩叨酔酒深(恩は酔酒の深きを叨(みだ)りにす)(張説(ちょうえつ)・恩制賜食於麗正殿書院宴賦得林字)
の、
和羹、
は、
宰相、
の意、
羹は肉入りのスープのような料理、和はその味をととのえたもの。殷の高宗が名宰相の傅説(ふえつ)を任命したとき、「もし和羹をつくろうとするときは、そちが味を調えよ」といった故事か…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか