玉芝(ぎょくし)
豈知玉殿生三秀(豈知らんや 玉殿の三秀(さんしゅう)の生ずるを)
詎有銅池出五雲(詎(いずく)んぞ有らん 銅池(どうち)に五雲の出ずるは)(王維)
のタイトル、
大同殿生玉芝竜池上有慶雲百官共覩聖恩便賜宴楽敢書卽事(大同殿に玉芝生じ、竜池の上に慶雲有り、百官共に覩(み)る。聖恩、便(すなわ)ち宴楽を賜う。敢て即事を書す)、
にある(前野直彬注解『唐詩選』)、
玉芝、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか