あしひきの

しのぶれど恋しき時はあしひきの山より月の出でてこそ來れ(古今和歌集)、 の、 あしひきの、 は、 山にかかる枕詞、 である(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 阿志比紀能(アシヒキノ)山田を作り山高み下樋(したび)を走(わし)せ(古事記)、 けふのためと思ひて標(しめ)し足引乃(あしひきノ)峰(を)の上(へ)の桜かく咲きにけり(万葉集)、 あしひきの山…

続きを読む