天花

迸水定侵香案湿(迸水(ほうすい)定めて香案を侵(おか)して湿(うるお)い) 雨花應共石牀平(雨花(うか)は応(まさ)に石牀(せきしょう)と共に平らかなるべし)(王維・過乗如禅師蕭居士嵩丘蘭若) の、 雨花、 は、 雨のように降る花、 の意で、 天竺の維摩居士が方丈の室で説法すると、天女が、天花をまきちらしたという、 とある(前野直彬注解『唐詩選』)…

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