隠沼

紅の色には出でじ隠れ沼(ぬ)の下にかよひて恋は死ぬとも(古今和歌集)、 の、 隠れ沼、 は、萬葉集では、 隠(こも)り沼(ぬ)の下(した)ゆ恋(こ)ふればすべをなみ妹(いも)が名告(なの)りつ忌(い)むべきものを(万葉集)、 と、 隠沼(こもりぬ)、 で、「下」にかかる(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 隠沼(かくれぬ)、 は、 …

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