いさよひ
君や來むわれや行かむのいさよひに真木の板戸もささず寝にけり(古今和歌集)、
の、
真木、
は、
杉や檜など、固くて建築に適した木、
で(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)、
いさよひ、
は、
物事や行動が思うように進まないこと、転じて、なかなか出てこない十六夜の月をいう、ここは両方の意、
とある(仝上)。
いさよふ、
は、上代は…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか