いさよひ

君や來むわれや行かむのいさよひに真木の板戸もささず寝にけり(古今和歌集)、 の、 真木、 は、 杉や檜など、固くて建築に適した木、 で(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)、 いさよひ、 は、 物事や行動が思うように進まないこと、転じて、なかなか出てこない十六夜の月をいう、ここは両方の意、 とある(仝上)。 いさよふ、 は、上代は…

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