羨魚情

坐観垂釣者(坐(そぞ)ろ釣りを垂るる者を観ては) 徒有羨魚情(徒らに魚を羨むの情有り)(孟浩然・臨洞庭上張丞相) の、 羨魚情(せんぎょのじょう)、 は、 魚を欲しがる気持ち、 とある(前野直彬注解『唐詩選』)。 「漢書」董仲舒(とうちゅうじょ)伝に、 淵に臨んで魚を羨むば、退いて網を結ぶに如かず、 とあるのに拠る。 希望ばかりしている…

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