避賢
避賢初罷相(賢を避けて初めて相(しょう)を罷め)
樂聖且銜杯(聖を樂しんで且(しばら)く杯を銜(ふく)む)
為問門前客(為めに問う 門前の客)
今朝幾個來(今朝(こんちょう) 幾個(いくこ)か來(きた)れると)(李適・罷相作)
の、
避賢、
は、
賢者の道を避ける、
意で(前野直彬注解『唐詩選』)、漢の丞相石慶が辞任するとき、
賢者の道を避けん、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか