藤波

み吉野の大川の辺(へ)の藤波のなみに思はばわが恋ひめやは(古今和歌集)、 の、 藤波、 は、 連なって風に揺れる藤の様子を言う語、 で、 「藤」は「淵」の掛詞になることがある。ここでは掛詞ではないが、「川」「淵」「波」という連想を呼ぶか、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 藤波、 は、 藤浪、 とも当て(精選版日本国…

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