閼伽井(あかい)

朝ごとの閼伽井の水に年暮れてわが世のほどの組まれぬるかな(新古今和歌集)、 の、 閼伽井、 は、 佛に奉る水を汲む井戸、 をいう(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 汲まれるぬるかな、 の、 汲む、 は、 水の縁語、 とあり、 れ、 は、 自発の助動詞「る」の連用形、 とある(仝上)。 閼伽、 …

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