第三声

唯有夜猿知客恨(唯夜猿(やえん)の客恨(かくこん)を知る有り) 嶧陽溪路第三聲(嶧陽(えきよう)渓路 第三声(だいさんせい))(李端・送劉侍郎) の、 第三声、 は、猿の鳴き声は非常に悲しく、三度その声を聞けば、涙をおとさずにはすられないという、 とある(前野直彬注解『唐詩選』)。後魏の酈道元「水經注」に、 巴東の山峡、巫峡長く、猿鳴くこと三声にして、涙裳(も…

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