第三声
唯有夜猿知客恨(唯夜猿(やえん)の客恨(かくこん)を知る有り)
嶧陽溪路第三聲(嶧陽(えきよう)渓路 第三声(だいさんせい))(李端・送劉侍郎)
の、
第三声、
は、猿の鳴き声は非常に悲しく、三度その声を聞けば、涙をおとさずにはすられないという、
とある(前野直彬注解『唐詩選』)。後魏の酈道元「水經注」に、
巴東の山峡、巫峡長く、猿鳴くこと三声にして、涙裳(も…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか