葦鶴
住の江のまつほど久(ひさ)になりぬれば葦鶴(あしたづ)の音になかぬ日はなし(古今和歌集)、
の、
葦鶴、
は、
もともと葦の生えた水辺にいる鶴の意味だったが、古今集時代には、鶴の歌語。鶴も長寿の鳥として、しばしば松とともに詠まれた、
とあり、
松は、常緑であることによって、長い時間を連想させる、
とある。(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
葦…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか