いとなし

あはれともうしともものを思ふときなどか涙のいとなかるらむ(古今和歌集)、 の、 いとなかる、 は、 暇(いと)なしの連体形「いとなかる」と「流る」の掛詞、 とし、 いと、 が、 「流る」を修飾するという説はとらない、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)のは、 いと、 を、 いと+流る、 と見て、 たいそ…

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