われから

海人(あま)の刈る藻にすむ虫のわれからと音をこそなかめ世をばうらみじ(古今和歌集)、 の、 われから、 は、 海藻などに棲みつく小さな節足動物、 とあり、 我から、 を掛ける(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 沖つ波うつ寄するいほりしてゆくへさだめぬわれからぞこは(古今和歌集)、 の、 われから、 も、 虫の名の「割殻…

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