がに

泣く涙雨と降らなむ渡り川水まさりなば帰りくるがに(古今和歌集)、 の、 渡り川、 は、 三途の川(三つ瀬の川)、 を指し、 がに、 は、 命令や願望の表現をうけて、理由や目的を表す、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 がに、 は、 上代の終助詞「がね」から(大辞林)、 一説に「がね」の方言的転化という(広辞苑…

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