諒闇
水のおもにしづく花の色さやかにも君が御影の思ほゆるかな(新古今和歌集)、
の、
詞書に、
諒闇の年、池のほとりの花を見てよめる、
とある、
諒闇、
は、
天皇が父母の喪に服すこと、または、天皇の崩御による国全体の喪、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。なお、歌の、
しづく、
は、
沈く、
と当て、
水の底に…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか