鴫(しぎ)の羽掻(はがき)

心からしばしとつつむものからに鴫 の羽搔きつらき今朝かな(赤染衛門) の、 鴫の羽搔き、 は、 鴫が羽ばたく音、 とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)が、 鴫の羽掻、 は、 鴫がしばしば嘴で羽をしごくこと、 ともあり(広辞苑)、 物事の回数の多いことのたとえ、 として使われる(仝上)とある。 鴫の羽掻、 には、 …

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