方違へ

蝉の羽の夜の衣は薄けれど移り香濃くもにほひぬるかな(古今和歌集)、 の詞書(ことばがき) に、 方違へに人の家にまかれりける時に、主の衣を着せたりけるを、あしたに返すとてよみける、 の、 方違(かたたが)へ、 は、 陰陽道による方角の禁忌、 で、 外出時に、天一神(なかがみ)の巡行の方角とぶつからないよう、人の家に泊まり方角を変えてから出…

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