水脈(みお)
天の川雲の水脈(みを)にて早ければ光とどめず月ぞ流るる(古今和歌集)、
の、
水脈、
は、
水の流れる道筋、天の川を雲でできた川とみる。天の川を「川」という名前に引っ掛けて、水の流れに見立てる、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
「澪標(みをつくし)」で触れたように、
みを、
は、
澪、
水脈、
水尾、
と当て、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか