みあれ

いにしへのあふひと人は咎むともなほそのかみのけふぞ忘れぬ(実方朝臣)、 の、詞書に、 はやう物申しける女に、枯れたる葵をみあれの日つかはしける、 とある、 葵、 は、 賀茂葵、 を指し、 みあれの日、 は、 賀茂祭(陰暦四月中の酉の日)の前に神招(お)ぎの神事が行われる中の午の日、 とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 …

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