雁信

郷書何處達(郷書 何れの處にか達せん) 歸雁洛陽邊(歸雁 洛陽の邊(ほとり))(王湾・次北固山下)、 の、 帰雁(きがん)、 は、 漢の蘓武が匈奴(フン族)への使者となり、先方ら抑留されたとき、漢の天子が御苑で猟の折に、蘓武からの手紙を足に巻いた白雁を得た。それを証拠に匈奴を追求したので、蘓武は帰国できたという。これから、雁はたよりを伝えるものとして、詩文に用いられ…

続きを読む