よそふ

面影の忘れぬ人によそへつつ入るをぞ慕ふ秋の夜の月(新古今和歌集)、 の、 よそふ、 は、 比ふ、 寄ふ、 と当て、 なぞらえる、 意とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』・広辞苑)。 下二段活用の、 よそふ、 は、 ヨシ(寄)ソフ(添)の約か。甲を乙に引き寄せて並べ、両者を関係があるとする意。類義語ナズラフは、別のものである甲…

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