よそふ
面影の忘れぬ人によそへつつ入るをぞ慕ふ秋の夜の月(新古今和歌集)、
の、
よそふ、
は、
比ふ、
寄ふ、
と当て、
なぞらえる、
意とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』・広辞苑)。
下二段活用の、
よそふ、
は、
ヨシ(寄)ソフ(添)の約か。甲を乙に引き寄せて並べ、両者を関係があるとする意。類義語ナズラフは、別のものである甲…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか