おほなほび
新しき年の始めにかくしこそ千歳(ちとせ)をかねて楽しきを積め(古今和歌集)、
の詞書に、
おほなほびの歌、
とある。この、
おほなほびの歌、
は、
大直日の神を祭る神事の歌、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
大直日の神、
は、
『古事記』によれば、禍を吉に転じる神、
とある(仝上)。
おほなほび(おおなおび)…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか