桜麻
桜麻のをふの浦波たちかへり見れどもあかず山梨の花(新古今和歌集)、
桜麻の、
は、
「をふ」の枕詞、
で、
をふの浦波、
の、
をふの浦、
は、
伊勢国の歌枕、
とあり(久保田淳訳注『新古今和歌集』)、
現在の三重県鳥羽市浦村町に入り込んでいる海を生浦(おおのうら)湾と呼び、この地はかつて古今集・東歌に、
おふのうらに片…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか