浅茅生(あさぢふ)
浅茅生(あさぢふ)や袖に朽ちにし秋の霜忘れぬ夢を吹くあらしかな(新古今和歌集)。
の、
浅茅生(あさじふ)、
の、
フ、
は、
芝生、園生(そのふ)の生(ふ)なり、
とあり(大言海)、
生(フ)、
は、
生(お)ふの約、音便に、ウと云ふ、
ともあり(仝上)、
生えた所、
の意(岩波古語辞典)で、
浅茅生、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか