仏名
時過ぎて霜に消えにし花なれどけふは昔の心地こそすれ(朱雀院御歌)、
の詞書の、
仏名の朝(あした)に、削り花を御覧じて、
の、
仏名、
は、
仏名会(ぶつみやうゑ)、
のことで、
御仏名、
ともいい(広辞苑)、
十二月十五日、後には十九日から三日間、朝廷で行われた、諸仏の名号を唱えて罪障を懺悔する法会、
とある(久保田淳訳注『…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか