くれのおも

来(こ)し時と恋ひつつをれば夕暮れの面影にのみ見えわたるかな(古今和歌集)、 は、 夕暮れの面影、 に、 くれのおも、 を詠みこんでいる(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 くれのおも、 は、 呉の母、 懐香、 と当て(広辞苑・デジタル大辞泉)、 セリ科の多年草、ウイキョウ(茴香)の古名、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌…

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