くれのおも
来(こ)し時と恋ひつつをれば夕暮れの面影にのみ見えわたるかな(古今和歌集)、
は、
夕暮れの面影、
に、
くれのおも、
を詠みこんでいる(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
くれのおも、
は、
呉の母、
懐香、
と当て(広辞苑・デジタル大辞泉)、
セリ科の多年草、ウイキョウ(茴香)の古名、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか