磯馴松

風吹けば波越す磯の磯馴(そなれ)松ねにあらわれて泣きぬべらなり(古今和歌集)、 の、 磯馴(そなれ)松、 は、 磯馴れ松の約、 で、 風に吹かれて幹や枝が一方に傾いた松、 とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。 「水馴木(みなれぎ)」で触れたが、 磯馴(そなれ)、 は、 動詞「そなる(磯馴)」の連用形の名詞、 であり…

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