しをり

吉野山こぞのしをりの道変へてまだ見ぬ方の花を尋ねむ(西行)、 の、 こぞのしをり、 は、 去年したしおり、 の意、 しをり、 は、 枝折り、 で、 道しるべのために木の枝を折ること、 とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。西行は、この歌の他にも、 しをりせでなほ山深くわけ入らんうきこと聞かぬ所ありやと(新古今和歌集)…

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