天つ乙女
久方の天つ乙女が夏衣くもゐにさらす布引の滝(有家朝臣)、
の、
天つ乙女、
は、
天女、
である(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
天つ乙女(あまつをとめ)、
には、
天上に住むという少女、
つまり、
天女、
の意(広辞苑)の他に、
天つ風雲の通ひ路吹き閉ぢよをとめの姿しばしとどめむ(良岑宗貞(僧正遍照))
の、詞…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか