天つ乙女

久方の天つ乙女が夏衣くもゐにさらす布引の滝(有家朝臣)、 の、 天つ乙女、 は、 天女、 である(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 天つ乙女(あまつをとめ)、 には、 天上に住むという少女、 つまり、 天女、 の意(広辞苑)の他に、 天つ風雲の通ひ路吹き閉ぢよをとめの姿しばしとどめむ(良岑宗貞(僧正遍照)) の、詞…

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