べらなり

風吹けば波越す磯の磯馴(そなれ)松ねにあらわれて泣きぬべらなり(古今和歌集)、 見てもまたまたも見まくのほしければなるるを人はいとふべらなり(仝上)、 の、 べらなり、 は、 助動詞「べし」の語幹「べ」に接続辞(接尾語)「ら」が接し、さらに指定の助動詞「なり」の接続したもの、平安初期には訓点語として用いられ、中期には歌語として盛んに用いられた、 とあり(広辞苑…

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