べらなり
風吹けば波越す磯の磯馴(そなれ)松ねにあらわれて泣きぬべらなり(古今和歌集)、
見てもまたまたも見まくのほしければなるるを人はいとふべらなり(仝上)、
の、
べらなり、
は、
助動詞「べし」の語幹「べ」に接続辞(接尾語)「ら」が接し、さらに指定の助動詞「なり」の接続したもの、平安初期には訓点語として用いられ、中期には歌語として盛んに用いられた、
とあり(広辞苑…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか