しきみ
しきみ摘む山路の露に濡れにけり暁おきの墨染の袖(小侍従)
の、
しきみ、
は、
モクレン科の常緑低木、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。『和名類聚抄』(931~38年)木類に、
樒、之岐美、香木也、
同『和名類聚抄』木類に、
莽草、之木美、可以毒魚者也、
『本草和名(ほんぞうわみょう)』(918年編纂)にも、
莽草、之岐美乃…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか