まうし

なさけありし昔のみなほ偲ばれて永らへまうき世にも経(ふ)るかな(西行法師) の、 永らへまうき、 の、 まうき、 は、 ま憂き、 で、 まほしき、 の反対(久保田淳訳注『新古今和歌集』)とある。 まうし、 は、 推量の助動詞ムのク語法マクにウシ(憂)のついたマクウシの音便形か(岩波古語辞典)、 推量の助動詞「む」の未然…

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