片そぎ

わが恋は千木(ちぎ)の片そぎかたくのみゆきあはで年のつもりぬるかな(大炊御門右大臣)、 夜や寒き衣やうすき片そぎの行合ひの間より霜やおくらむ(住吉御歌)、 の、 片そぎ、 は、 千木(棟で交叉して高く突き出ている社殿の両端の材)の片端を縦に切り落としてあること、 とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 千木、 については触れたが、「千木」は、 …

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