賀茂の臨時祭

臨時祭をよめる、 とある、 宮人の摺れる衣にゆふだすき掛けて心を誰に寄すらむ(紀貫之)、 の、 摺れる衣、 は、 山藍で摺り模様を付けた小忌衣(をみごろも)、 のことで、 ゆふだすき、 は、 神事にかけるたすき、 で、 山藍摺りの小忌衣に木綿襷(ゆふだすき)を掛け、 と注釈される(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 …

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