奉幣使
住よしと思ひし宿は荒れにけり神のしるしを待つとせしまに(津守有基)、
の詞書に、
奉幣使にて住吉にまゐりて、昔住みける所の荒れたりけるを見てよみ侍りける、
とある、
奉幣使、
は、
勅命によって、神社や山稜に幣(ぬさ)を奉る使者、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
奉幣、
は、
ほうへい、
とも、
ほうべい、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか