奉幣使

住よしと思ひし宿は荒れにけり神のしるしを待つとせしまに(津守有基)、 の詞書に、 奉幣使にて住吉にまゐりて、昔住みける所の荒れたりけるを見てよみ侍りける、 とある、 奉幣使、 は、 勅命によって、神社や山稜に幣(ぬさ)を奉る使者、 とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 奉幣、 は、 ほうへい、 とも、 ほうべい、 …

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