させも草

なほ頼めしめぢが原のさせも草わが世の中にあらむ限りは(新古今和歌集)、 の、 しめぢが原、 は、 標茅原、 と当て、 今の栃木市北部から都賀(つが)町にかけてひろがる野、 で(広辞苑・精選版日本国語大辞典)、 下野国の枕詞、 とされる(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 させも草、 は、 もぐさ、 の意とあり(仝上)…

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