如是報
うきを猶むかしの故と思はずばいかにこの世を恨みはてまし(二條院讚岐)
の、
詞書に、
入道前關白家に、十如是歌よませ侍けるに、如是報、
とある、
如是報、
は、
十如是(じゅうにょぜ)、
の一つ、
今生の善悪の業因に報い、未来の苦楽の果を受けることを言う、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。この、
十如是、
は、法…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか