御衣木(みそぎ)

ちはやぶる香椎(かしひ)の宮のあや杉は神のみそぎに立てるなりけり(読人しらず)、 の、 みそぎ、 は、 御衣木、 と当て(久保田淳訳注『新古今和歌集』)、この、 あや杉、 は、 ちはやぶるかすひの宮のあや杉は幾代か神のみそぎなるなるらむ(桧垣嫗集) ちはやぶる香椎の宮の杉の葉をふたたびかざすわが君ぞ君(金葉集)、 と詠まれてきた杉(仝上…

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