豊のあかり
美濃山に繁(しじ)に生いたる玉柏豊のあかりにあふがうれしさ(古今和歌集)、
の、
豊のあかり、
は、
新嘗祭や大嘗会の翌日の豊明の節会、
とある(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)。
とよのあかり、
は、
豊の明かり
豊明、
等々と当て、
は、
五節の舞、
で触れたように、
豊は称辞なり、あかりは、御酒(みき)にて…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか