花染め
をりふしも移ればかへつ世の中の人の心の花染めの袖(皇太后宮大夫俊成女)、
の、
花染め、
はもともと、
露草、
で染めた、
あせやすい藍色の染め物、
だが、ここでは、
桜色の染め物、
の意とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
袖、
は、
衣服、
の意。「露草」については、「月草」で触れた。「袖」については「衣手…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか