薬玉(くすだま)
あかなくに散りにし花のいろいろは残りにけりな君が袂に(大納言経信)
の詞書に、
五月五日、薬玉つかはして侍りける人に、
とある、
薬玉、
は、
玉状の袋に薬・香料を入れ、菖蒲・蓬や造花を結び、五色の糸を垂らす、
もので、
端午の節句に用いる、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
(薬玉 精選版日本国語大辞典より)
薬玉、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか