標(しめ)

玉柏茂りにけりなさみだれに葉守の神のしめはふるまで(藤原基俊) の、 葉守の神の、 は、 葉守の神が、 の意。 「の」は主語を表す、 と見る(久保田淳訳注『新古今和歌集』)とし、 葉守の神、 は、 木に宿って葉を茂らせ、木を守る神、 で、 楢の葉の葉守の神のましけるを知らでぞ折りしたたりなさるな(後撰和歌集)、 を…

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